https://www.aichi-steel.co.jp/saiyo/ INTERVIEW 働き方を「変える」、働き方が「変わる」。

多様な属性の社員の活躍は「働き方改革」へと広がっていく。ありたい姿の実現へ。

多様な属性の社員が活躍できる場を提供するため、当社では柔軟な働き方の実現を行っています。
育児支援制度や介護支援制度が軸となった「ナイスファミリー制度」をはじめ、「コアタイムのないフレックス制度」「在宅勤務制度」で柔軟な働き方を進化させています。また、従業員のありたい姿の実現をしながら働き続けるために、長時間労働の見直しを実施。更に2022年10月の「産後パパ育休」導入に伴い、男性の育児休業取得率も大幅に向上しています。働き方を「変える」ことで、私たちの働き方はもっと「変わる」ことでしょう。ありたい姿の実現に向け、働き方はこれからも進化しつづけます。

私たちのありたい姿

当社で活躍している3人が、
働き方やありたい姿について語り合いました。
その様子を見てみましょう。

内藤 陽子

・未来創生開発部 モビリティー部品開発室
・2016年入社

インバーターに使われる放熱部品の表面処理を検討・開発。活躍する女性エンジニアのロールモデル的存在となって子育てと仕事を両立。

立松 峻一

・未来創生開発部 ソサイエティ―部品開発室
・2011年入社

磁気センサの開発や磁性材料の開発に挑む。センサ開発チームのチーム長として要素技術開発と新製品開発のマネジメントを担当中。

原口 美希

・人事部福利厚生室
・2015年入社

カフェテリアプラン・財形貯蓄・保険関係など、福利厚生の整備に取り組む。2024年に業務職から総合職への職種転換を果たす。

―― 愛知製鋼では、育児休業の取得率が女性は常に100%を維持し、近年男性では取得率が大幅に向上しています。過去にみなさんも取得されましたが、取得のきっかけなどはありましたか?

私は産休から育休へと自然の流れで取得しました。パートナーも1ヶ月間の育休を取得してふたりで専念したことで、一緒に親になっていくことができたと思います。

私は第一子の時は妻が里帰り出産をしたので取得せず、第二子&第三子の時にそれぞれ1ヶ月ほど育休を取得しました。男性も育休を取るのがあたりまえの時代になってきましたし、妻の身体が回復する大事な時期に家事のほとんどを引き受けられたのは良かったですね。

私の部署は子育てと仕事を両立する先輩がたくさんいたので「おたがいさま」の雰囲気があって気が楽でしたが、一人目の頃より二人目の時の方が男性の育児休業促進など環境整備がより進み、取得のしやすさやサポート体制が更に充実したように感じます。

マネジメントの立場からすると、業務になんらかの影響が出るのは当然ながら、それもふまえてしっかり受け入れてあげることを大切にしています。現場が上手に回るよう働きかけることを心がけています。

―― 育休から復帰した後や、子育てと仕事の両立はいかがですか?

復帰したての頃は、子どもが急に熱を出したりぐずったりして大変でしたね(笑)。出社するのが第一目標という感じで、ひーひーでした。仕事の時間よりも、その前と後が戦場に向かうような、挑む感じでした。

私も仕事の時間に安心感を感じていたくらいです(笑)

うちはフレックス制度を活用して子どもの送りは私がして、お迎えを妻がするという役割分担でした。フレックス制度があって本当に助かりました。愛知製鋼のフレックス制度は当日だけでなく月単位で時間調整できるのもありがたいです。

育児のために仕事を一時中断して、また仕事に戻るというスタイルもできますよね。私が復帰する頃にはリモートで仕事ができる環境がすでに整っていたので、毎日パソコンを持って帰宅して、どうしようもないときは在宅で子どもを抱えながらCADで図面を描いていました。

私はパートナーも愛知製鋼ということで、子育てサポートの詳細を共有できたのが良かったです。子どもの体調不良で呼び出しがあると、パートナーとスケジュール調整しながら半日ずつ仕事を交代して…というスタイルで乗り越えています。

―― 育児休業が「女性がとるもの」という感覚から「みんながとるもの」に変わってきて、従業員のみなさんがお子さまの成長を間近で見られるのが人事としてもすごく嬉しいです。内藤さんはエンジニアとして活躍する女性社員のパイオニア世代ですが、大変なことはありましたか?

大学も男性がほとんどの学科だったので私は気にしていなかったのですが、部署に女性が私だけという環境だったので、最初はまわりがとまどっている様子でした。がむしゃらに働きつつ、積極的に私の方からコミュニケーションをとって距離を縮めるよう心がけていました。
現在は部署の8人のうち5人が女性なので、逆に男性社員が肩身狭そうにしている時もあります(笑)。私としては、性別を気にすることなくやっていける環境がさらに整うと互いがもっと楽になるのかなと思います。
また、子どもの都合で仕事に影響がでることもあります。サポートしてもらってあたりまえと思うのではなく、感謝の気持ちで過ごし、時にはメモにお菓子を添えてお願いをすることもあります。

―― 原口さんは業務職から総合職への転換にチャレンジされました。どのような思いがあったのですか?

総合職への転換は、入社した頃からの選択肢のひとつではありました。子どもが産まれてあきらめようかとも思いましたが、これまでの実務を活かせる仕事ですし家族にも相談したら背中を押してくれたんです。 なにより、いろんなことに挑戦する子どもに育てたかったので、私自身も挑戦して、苦しんでいる姿も見せながら一緒に成長してきたいと感じたのが大きかったと思います。

―― ありがとうございます。今回の座談会のテーマに「ありたい姿」というのがあるのですが、それぞれのありたい姿や求職者の方へのメッセージをお願いします。

マネジメントをするようになり、だんだんと愛知製鋼の仕事を背負って立つような立場になってきたのかなと思っています。自分が動かないと仕事も回っていかないという実感もあるので、愛知製鋼の新しい軸になるような製品をつくっていけるリーダーになりたいという想いがあります。
その一方で家庭があってこその仕事だとも感じています。さまざまな制度を活用しながら、良きパパと良いリーダーの両立をめざしていきたいです。
仕事も子育ても大変ですが、愛知製鋼は職場の仲間も制度もきっと助けになります。今より一歩進んだ充実をめざしてチャレンジしてください。

子どもが産まれると、今まで回せていた仕事もこれまで以上に誰かに頼らざるを得ないタイミングが出てきます。これから出産や子育てを迎える後輩たちに「頼って良いんだよ」と手を差し伸べたり、そばで見守れるような存在になりたいと思っています。
育児と仕事の両立は本当に大変ですが、まわりの力を頼ったり、助け合いながら一緒にがんばりましょう!

エンジニア職に女性の後輩が増えてきて、これから育休を取得したり時短勤務を選択する人も増えてくると思います。いざ育休や時短になると不安な気持ちになると思うので、私がひとつのモデルとして道を示すことで安心してもらえると嬉しいです。今、たくさんサポートしていただいている分、サポートできるような形で働きかけていきたいですね。。

―― ご協力ありがとうございました!

当社の育児休業取得状況
女性の活躍推進企業データベース
従業員のワークライフバランスを支援する取り組み
  • 特別休暇(産前産後)

    産前6週間(多胎妊娠の場合14週間)および産後8週間取得可

  • 特別休暇(配偶者の出産)

    出産日を含む7日間中3労働日以内取得可

  • 育児短時間勤務

    小学校3年生を修了するまでの子を養育する社員を対象に
    4時間・5時間・6時間から選択可