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刈谷工場で作られているもの
ステンレス鋼は、鉄に約11%以上のクロムを含有した鋼で、
耐食性、意匠性、高温強度、低温靭性、非磁性、耐水素ガス脆性などに優れた特性を持ち
建築、土木、水処理、エネルギー関連など広範囲な分野で活用されています。
また、リサイクル率が高く、環境に優しい資源循環型の素材です。
ステンレス鋼
ステンレス鋼で何がつくられる?
- 耐食性 写真提供:エスエス 愛知県国際展示場の垂直緑化ユニット
- 意匠性愛知製鋼(株)本館の内部階段
- 高温強度首都高新宿線の消火設備金物
- 低温靭性 写真提供:東邦ガス㈱ 液化天然ガスタンクの内部デッキ・内部階段
- 非磁性九州大学超伝導システム科学研究センター 躯体全体
- 耐水素ガス脆性燃料電池自動車MIRAIの充填口
ステンレス事業のポイント
- ステンレス鋼「平鋼・形鋼」
国内シェア1位 - 1958年「創業の地」である刈谷工場で国内初の熱間圧延ステンレスアングルを生産以来、
現在では形状・寸法・鋼種で4000種類を超える商品レパートリーを市場に提供しています。
ステンレス平鋼・形鋼の国内生産シェアは70%を超えています。 -
- ステンレス鋼構造物
エンジニアリング機能の充実 - 1996年に、ステンレス鋼構造物エンジニアリング機能を立ち上げ、
ゼネコン等への設計協力、部材・部品の工場製作、建築・土木の現場施工を一貫して手掛けています。
2019年には子会社愛鋼㈱衣浦第2工場を建設し、
工場製作の能力拡大を図っています。 -
- 製作例
- 製作例
- ステンレス商品群を
支える多様な技術力 - 多種多様な形鋼は圧延FEM解析によるシミュレーション技術を活用し、
高精度で最適な設計検討に基づき実機展開を図っています。
水素エネルギー普及に合わせ、高圧水素ガス環境での材料評価試験機を自社開発し、
高圧水素用ステンレス鋼開発を加速するとともに、その信頼性向上に努めています。 -
- 圧延FEM解析シミュレーション結果
- 高圧水素ガス環境試験に対応した
回転曲げ疲労試験装置<世界初>