トップメッセージ
Company of Choice Globally を目指して
~素材を通じ、持続可能な地球・社会へ貢献~
1940年3月8日、創業者である豊田喜一郎の「よきクルマは、よきハガネから。」という熱い思いから誕生して以来、トヨタグループ唯一の素材メーカーとして、高品質の「素材」をお客さまへ安定的に供給してきました。その研究と創造の精神は「よき社会は、よき素材から。」という新たなミッションへと受け継がれ、自動車産業はもとより、産業機械・IT・エレクトロニクス・医療・農業に至るまで、暮らしの中で利用される多くの製品に向けた様々な素材を世界に供給しています。
現在、私たちを取り巻く環境は、CASEの進展だけでなく、コロナ禍、気候変動への対応、地政学的リスクなど相次ぐ世界規模の課題で大きく変化し、当社にとっても、大きなインパクトとなっています。しかし、私たちは、これらの変化をチャンスと捉え、社会の課題へ積極的にアプローチし解決していくことで、当社の持続的成長にもつなげていくことが重要です。
このような経営環境において、当社が持続的成長を果たし、社会課題の解決に貢献していくには「両利きの経営」が必要です。「両利きの経営」とは、既存ビジネスの維持・拡大に、新ビジネスの成長を積み上げ、当社が右肩上がりに、また、年輪的成長を目指す経営です。具体的には、既存ビジネスである鋼カンパニーと鍛カンパニーが、鍛鋼一貫の強みを活かし、お客さまのニーズを的確に捉えた高付加価値商品の提供により、維持・拡大を図っていきます。また、新たなビジネス領域で拡大成長をめざすステンレスカンパニーやスマートカンパニーは、鋼づくりで培ったDNAをベースとして新商品開発や新市場を開拓していきます。
愛知製鋼グループは、これからも「Company of Choice Globally~世界中で選ばれる会社~」の実現に向けて、モノづくりのDNAを進化させて時代の変化に対応し、お客さま、株主の皆さま、地域の皆さまなどすべてのステークホルダーの皆さまの期待に応え続けてまいります。
代表取締役会長 藤岡 高広
代表取締役社長 後藤 尚英