先進評価技術
高圧水素環境下評価装置
高圧水素系部品の設計には、大気環境と同様、高圧水素ガス環境における引張特性 、疲労特性および疲労き裂進展特性の評価が求められます。
当社では、2019年に高圧水素ガス環境における軸荷重型の引張・疲労試験装置を導入し 、2021年には、世界で初めて90MPa高圧水素ガス環境における回転曲げ疲労試験装置を開発し、試験評価を開始し ました 。


次世代鍛造品開発用サーボ式プレスライン
自動車は電動化によりコンパクト化、機構変化が進むため、それを構成する部品には、小型・軽量化に加え、部品機能を統合できる高機能化が強く求められています。
当社では、今後の次世代車における部品の高機能化ニーズを受け、革新的な工法開発が可能な鍛造用サーボ式プレスラインを導入しました。サーボ式プレスは、成型速度を自在に変化させることで、従来の熱間鍛造では対応できない複雑な形状に対応できる技術です(下図)。さらに、国内鍛造品メーカーで初めてサーボ式プレスに複動成形機構を内蔵し、それらの利点を最大限に生かした新製品・新工法を開発、より高度な鍛造品開発を加速します。
設備構成:鍛造用1200tサーボ式プレス、高周波加熱炉、付帯設備
サーボ式プレスの仕組み

開発検討例
