GMPSに関するよくある質問
購入に関するFAQ
実証実験先・協業先のみ販売/貸与しております。
磁気マーカは既存技術で構成しており一般販売しております。
こちらからお問い合わせください。
磁気マーカに関するFAQ
「表面設置型」「埋設型」の選択について、表面設置型は、最終的に原状復帰の必要な実証試験などで一時的に設置したい場合に使われます。埋設型は恒久的に使用し、ルート変更もないことが想定される場面で使用します。
施工の際のN極面・S極面のどちらを上にするか、RFID 付・無しのどちらを選択するかなどについては、これまでの実証実験の経験を踏まえ、弊社が概略の施工ルールを提供しており、これを参考にして自動運転の実施主体が最終的に決定します。
こちらをご覧ください。
初期の実証実験においては、2m間隔の設置が多かったです。これは、常に車両の下に1個はマーカがある状態を確保することと、車両側にも2m間隔で2本磁気センサモジュールをつけると、同タイミングで車両の前後での位置検出ができ、車両の回頭角がわかるメリットがあるためです。最近では車両側の制御ニーズに合わせて、直線の高速走行部では10m間隔なども実績があります。車両制御に対するマーカ間隔の影響も研究されており、今後の技術蓄積により最適なマーカ間隔が選定できるようになると考えられています。なお、マーカ施工後、実際に自動走行を行って、足りないと判断すれば、既設マーカの間に新たに足して追加施工することが可能です。
磁気マーカの磁力は半永久的と考えております。道路に対し適切なマーカ選定・工事をした場合、交換の必要性はございません。
こちらのPDFをご参照ください。
磁気に対しては、水も氷も物理的に影響がありません。(非磁性なので存在しないのと同じです)。したがって、磁気マーカの性能は不変です。車両が機械的に走行可能な程度の積雪なら、磁気マーカは全く問題なく機能します。国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所では、除雪車の自車位置を正確に測位し、車線内を走行させるための車線走行支援技術の実証実験を行っており、磁気マーカシステムが機能することが確認されました。
磁気は影響を受けませんが、RFID 読出しはラジオ波を使用するため、特定の量の水没でRFID の読出しが難しくなるケースがあります。このため、システムとしてRFID は全数読出しを期待しない設計にしてあります。
磁気マーカ上面全体を鉄などの磁性体が覆ってしまえば発生磁場が妨げられますが、磁気マーカより下に鉄の構造物がある場合は発生磁場に大きな影響はなく問題ありません。走路上にマンホールがある場合は、それを10 ㎝程度避けて設置すれば問題ありません。
対策として、単体の磁気マーカによる位置検出のみではなく、直近の複数の磁気マーカ検出履歴(たとえば過去100個のデータ)から、次に検出すべきマーカの座標を予測しながら、新たな検出値をチェックすることができます。もし異常な位置検出が行われた時はそのデータを無視し、それが連続するようなら車両を停止させるなどの処理を行うことが可能です。
2020年5月の道路法改正において、『自動運行補助施設』などが新設され、道路上の自車位置情報を提供する磁気マーカは、道路附属物に位置付けられました。道路管理者が公的機関でない場合は道路専有物となります。
いいえ。
磁気マーカが混入した場合でも、通常の再生骨材、再生アスファルト混合物と同等の性状値が得られる事を確認しています。
自動車専用道や高速施設(SA,PA)内道路への埋設実績があります。
GMPSに関するFAQ
GMPSは、磁気マーカ上を通過したときに正確な自車位置の情報を提供するシステムとなります。そのため、磁気マーカ間を自律的に走行する技術との組み合わせが前提となりますが、従来のIMUや車輪速を用いたオドメトリ走行と組み合わせるだけで、高精度な自動運転が可能になります。
通常、車両の取付け候補位置のノイズ磁場などを確認し、磁気マーカ信号が取れることを確認するための作業が必要です。また、車両側から車速パルス信号を取り出してセンサモジュールに入力する必要があります。
小型車両の場合は1本、大型車両の場合は2本を基本としていますが、大型車両でも1本で成立するための技術の構築を行っております。センサモジュール1本で車両の進行方向を推定する方法の一例はこちらの動画をご覧ください。
できるだけ固定車輪軸(通常は後輪)近くの車底に、適切なブラケットを取付け、これに磁気センサモジュールを固定することが行われています。